Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション
「機関車先生」―ハンディキャップ・ファイターの復活
二通 諭
1
1千歳市立北進中学校
pp.389
発行日 1997年4月10日
Published Date 1997/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108362
- 有料閲覧
- 文献概要
いまどき障害者映画といえば,シリアス物ということで相場は決まっているのだが,かつては,ほとんどがハンディキャップ・ファイター物だった.
座頭市,机龍之介,丹下左膳らの剣士は,シリーズ化されるほどの人気者であった.今では差別語になるが,“おし侍”もいたはずだ.差別語といえば,めくら,バケノモと言われても動じることなくバッタバッタと悪人どもをやっつけたヒーロー達は,人権意識の高まりや,差別語の淘汰といった時代の転変のなかで居場所を失ったが如く消えていった.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.