Japanese
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紹介
コンピューターによる失語症訓練装置の開発
Development of Computer-based Training Equipment for Aphasic Adults.
田中 純平
1
Jumpei Tanaka
1
1東京都職員共済組合清瀬病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Kiyose Hospital for Tokyo Metropolitan Officials
キーワード:
失語症
,
コンピューター
,
言語治療
,
単一事例研究法
Keyword:
失語症
,
コンピューター
,
言語治療
,
単一事例研究法
pp.367-371
発行日 1997年4月10日
Published Date 1997/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108356
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はじめに
近年,欧米では失語症言語治療へのコンピューター導入が盛んに行われ1),訓練用ソフトウェアも数多く開発されている2).また,失語症患者のコミュニケーション手段としてのコンピューター活用3)も研究が進み,既に実用化の段階に入っている.
一方,わが国においては失語症訓練へのコンピューター活用に関する研究はいまだ少なく4-6),試用結果の報告にとどまっているのが現状で,実際の訓練データに基づいて臨床効果を検討したものは見当たらない.
本研究の目的は,重度失語症患者1名を対象に当院で開発したコンピューター言語訓練システム「ステップタッチ」を用いて聴覚的理解訓練を行い,本システムのフィードバック効果について検討することである.
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