Sweet Spot 文学に見るリハビリテーション
手塚治虫の障害者観(第5報)―『ブラック・ジャック』の「発作」
高橋 正雄
1
1筑波大学心身障害学系
pp.775
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108177
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『ブラック・ジャック』の「発作」(初出「少年チャンピオン」昭和49年4月22日号)には,原因不明の腹痛を訴える若い娘と,それに対するブラック・ジャックの対応が描かれている.
さる豪邸に住む娘が,突然,激しい腹痛を訴え出した.彼女は,「死ぬー,死ぬーっ」「手術してほしい」などと泣き騒いだため,家族は急遽,ブラック・ジャックに往診を頼んだのである.
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