一頁講座 障害者スポーツ
8.車いす使用者のスポーツ用具開発
沖川 悦三
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1神奈川県総合リハビリテーションセンター研究・研修所リハビリテーション工学研究室
キーワード:
車いす
,
スポーツ
,
用具開発
Keyword:
車いす
,
スポーツ
,
用具開発
pp.771-773
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108176
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はじめに
わが国における車いす使用者のスポーツ用具開発は1964年に開催されたパラリンピック東京大会以前は皆無であったと思われる.日本身体障害者スポーツ協会設立後,各種競技団体が結成され,プレーヤーと指導者,そして車いすメーカーらが協力して欧米のスポーツ用車いすを模倣しながら開発の努力を続けてきた.車いす以外の用具はさらに遅れ,たとえばアルペンスキー用具開発の歴史は20年程度である.1998年冬季パラリンピック長野大会開催が決定されてからの数年は,車いす使用者の冬季競技種目の用具開発が意欲的に進められている.
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