一頁講座 障害者スポーツ
4.肢体不自由者のリハビリテーション・スポーツ
田川 豪太
1
,
伊藤 利之
2
1横浜市総合リハビリテーションセンター医療部機能訓練室
2横浜市更生相談所
キーワード:
体力
,
活動性
,
社会参加
Keyword:
体力
,
活動性
,
社会参加
pp.377-378
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108089
- 有料閲覧
- 文献概要
1.リハビリテーション・スポーツの概念
1)目的
肢体不自由者のリハビリテーション・スポーツは,医学的リハビリテーションの最終段階として,また,社会的リハビリテーションの初期段階として,以下の点を目的に行われるものである.これらの目的には,対象者の活動性を高め,社会参加の機会を増やすという意義がある.
①適切な運動処方によって,社会生活を営むうえで必要な体力を獲得する.
②「非日常性・競技性・遊戯性」といったスポーツの特性を活かして,意欲や自立性を高める.
③集団によるプログラムの展開によって,社会性の再獲得または獲得を図る.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.