鼎談 トータル・リハビリテーションを考える
リハビリテーションにおける国際協力
武間 謙太郎
1
,
池住 義憲
2
,
上田 敏
3
1日本キリスト教団中目黒教会
2財団法人アジア保健研修財団
3帝京大学市原病院リハビリテーション科
pp.714-721
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107925
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アガペ身体障害者作業センターの活動/アジア保健研修所の活動/研修の対象者をどう選ぶか/研修の内容/研修後のフォローアップ/この経験をどう普及するか/研修事業の経済基盤/JANNETについて
上田(司会) 「トータル・リハビリテーションを考える」のシリーズの一環としまして,今回は「リハビリテーションにおける国際協力」のテーマでお話しを伺いたいと思います.
日本でリハビリテーションが本格的に始まって30年ぐらい経ちますが,30年前にはアメリカを初めとするリハビリテーション先進国から多くの援助を受け,多くの人たちが欧米に勉強にでかけ,一方,諸外国からもいろいろな形で来てアドバイスをしてくれました.そしてこの30年間の経済の高度成長に伴い,日本のリハビリテーションも高度成長して,気がついてみると,今度は途上国のほうから学びたい,援助して欲しいと言われる側になっているわけです.
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