スコープ
「高齢者ケアプラン策定指針」について
伊藤 利之
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター障害者更生相談所
pp.441-442
発行日 1995年5月10日
Published Date 1995/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107868
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わが国では本格的な高齢社会を迎えて,ケアの経済的側面を保障する「介護保険制度」の導入が必至の状態にある.聞くところによれば,平成7年度は法案の検討,平成8年度国会提出,平成9年度,法制度に基づく介護保険制度のスタートという計画がたてられているという.
このような情勢下において,厚生省老人保健福祉局監修の「高齢者ケアプラン策定指針」が示す内容は高齢者ケアの技術的側面を保障するものであり,介護保険制度の適用を決める基準となるものである.この点からも本指針のもつ意義は大きく,今,高齢者を主な対象とした全国の病院や施設で,その生き残りをかけて本指針に基づく高齢者のアセスメントやケアが試みられている.
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