特集 高齢者「主治医」事典
【多死社会と主治医】
高齢者へのアドバンスケアプランニング
吉村 学
1
1揖斐郡北西部地域医療センター山びこの郷
キーワード:
世間話
,
患者を知っていること
,
地域での「死の教育」
,
エンディングノート
Keyword:
世間話
,
患者を知っていること
,
地域での「死の教育」
,
エンディングノート
pp.871-873
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103001
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Case
患者:94歳,男性,独居,Hさん.
経過:20年前より当院に高血圧で通院.脳梗塞のため経管栄養で療養していた妻を10年間自宅で介護して5年前に看取った.以後,外来では「あかんようになったら,先生,頼むでね」とよく口癖のように言っていた.半年前に進行胃癌と癌性腹膜炎が見つかり告知をした.徐々に状態悪化,経口摂取が低下.本人の意向を確認しながら最終的に自宅での看取りを選択して,家族やスタッフ,近隣住民,研修生のサポートで思いを遂げることができた.
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