スコープ
「九州リハビリテーション医学会」発足の経緯
蜂須賀 研二
1
,
緒方 甫
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
pp.350-351
発行日 1995年4月10日
Published Date 1995/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107846
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日本リハビリテーション医学会は,昭和56年に専門医・認定医制度,さらに昭和62年に認定臨床医制度を制定し,わが国におけるリハビリテーション医学の臨床レベルの向上や教育システムの改善に主導的役割を果たしてきた.さらに各地で開催されるようになってきた生涯教育研修会は地方におけるリハビリテーション医学活動を啓発し,日本リハビリテーション医学会への一体感を強めるという予想外の良い結果をもたらした.
九州リハビリテーション医学懇話会ではこれらの状況の下で,リハビリテーション医学の一層の発展のために九州リハビリテーション医学懇話会を発展的に解消し,平成6年1月1日に新たに九州リハビリテーション医学会を設立した.これまでに緒方(産業医科大学リハビリテーション医学教室)を代表世話人とし,第1回を鳥巣大分医科大学助教授,第2回を緒方が担当して学術集会を開催した.現在,日本リハビリテーション医学会が承認した地方会はないが,各地のリハビリテーション懇話会や研究会が学会組織へと発展し,日本リハビリテーション医学会に地方会組織を整備する機運が高まれば幸いである.
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