Japanese
English
特集 リハビリテーションにおける呼吸循環系の評価と管理
呼吸循環系リスクの評価と管理
Evaluation and Assessment of Cardiopulmonary Risk Factors in Rehabilitation Medicine.
渡辺 裕志
1
Hiroshi Watanabe
1
1東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻内部障害学分野
1Section of Internal Medicine and Disability Prevention, Disability Science, Division of Medicine, Tohoku University Graduate School
キーワード:
脳卒中
,
リハビリテーション
,
呼吸循環器系合併症
,
リスク評価
,
リスク管理
Keyword:
脳卒中
,
リハビリテーション
,
呼吸循環器系合併症
,
リスク評価
,
リスク管理
pp.211-216
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107815
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はじめに
社会の高齢化はある面では複数の疾病をかかえながら生きる人々の多いことを意味しており,医療技術の進歩による各種の重篤な疾患の救命率の向上はそれだけリハビリテーションが行われるべき対象の増加を意味している.その結果,リハビリテーションの領域においても多くの合併症を有する者や重複障害者を対象とする機会が今後一層増加することが予想される.多くの合併症のなかでも呼吸循環系の合併症は頻度が高く,リハビリテーションの進行や帰結に直接関わるため,その医学的管理は重要である.
以下,筆者の経験をもとに,主として脳卒中のリハビリテーション遂行上の呼吸循環系リスクの問題点と対応について概述する.
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