Japanese
English
特集 リハビリテーションにおける呼吸循環系の評価と管理
運動処方
Cardiopulmonary Management and Evaluation in Rehabilitation.
長田 尚彦
1
,
村山 正博
1
Naohiko Osada
1
,
Masahiro Murayama
1
1聖マリアンナ医科大学第2内科
1The 2nd Department of Internal Medicine, St. Marianna University School of Medicine
キーワード:
AT
,
運動負荷試験
Keyword:
AT
,
運動負荷試験
pp.217-222
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107816
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はじめに
近年本邦における運動は,単なるスポーツ競技としてのみではなく,一般健常者の体力増進,健康維持はもちろん虚血性心疾患,糖尿病,高血圧,高脂血症など治療にも応用されるようになってきた.しかし運動中の突然死の疫学的報告では,日常生活行動のなかで運動中の突然死は比較的高頻度であり.その原因として心臓疾患によることが多いと報告されている1).このため動脈硬化疾患のある患者の運動施行に関しては,運動開始前に十分な呼吸循環器系の評価が必要であると考えられる.
しかし糖尿病,心疾患,脳血管障害など明らかな疾患を有する患者に運動処方をすることは,本邦では一般スポーツクラブで行うことは困難であり,専門的な施設に委ねられているのが現状である.本稿では運動処方の手順について具体的に概説する.
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