Japanese
English
調査
双胎における脳性麻痺
Cerebral Palsy in Twins.
二井 英二
1
,
矢田 浩
1
,
原 親弘
1
,
山崎 征治
2
,
小保方 浩一
2
Eiji Nii
1
,
Hiroshi Yada
1
,
Chikahiro Hara
1
,
Masaharu Yamazaki
2
,
Kouichi Obokata
2
1三重県立草の実学園整形外科
2上野総合市民病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Kusanomi Gakuen Hospital for Crippled Children
2Orthopedic Department of Ueno Municipal Hospital
キーワード:
脳性麻痺
,
双生児
,
危険因子
Keyword:
脳性麻痺
,
双生児
,
危険因子
pp.773-775
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107692
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はじめに
多胎児は,単胎児に比較し周産期死亡率が数倍高く,中枢神経系におけるさまざまな後遺症を残す例も多い.そのなかで双生児は早産,低体重児が多いことや第2出生児に仮死を伴いやすいことはよく知られている.また,脳性麻痺(以下,CP)において双生児は5~10%を占め,双胎出生はCP発生の危険因子としてきわめて重要であるにもかかわらず,中枢神経障害の成因についての報告は比較的少なく,いまだ不明の点が多い.
今回われわれは,双胎出生のCP児において,周産期の状況,臨床症状などを調査し,CPの成因について検討を行ったので報告する.
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