Japanese
English
特集 障害児教育
聴覚障害児教育の現況と問題点
Present Status and Subject of Education for the Hearing Handicapped.
宍戸 和成
1
Kazushige Shishido
1
1文部省初等中等教育局特殊教育課
1Curriculum Specialist of Special Education Division, Elementary and Secondary Education Bureau, Ministry of Education, Science and Cultures
キーワード:
聾学校
,
難聴特殊学級
,
通級による指導
,
早期教育
,
専門性の向上
Keyword:
聾学校
,
難聴特殊学級
,
通級による指導
,
早期教育
,
専門性の向上
pp.658-660
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107666
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聴覚障害教育の現況
1.障害の状態等に応じた教育の場の選択
聴覚に障害があるために,小学校や中学校等の通常の学級における教育では十分な教育効果を期待できない児童生徒については,聴覚障害の状態等に応じて,聾学校や難聴特殊学級において,あるいは通級による指導を受けるなど,特別な配慮のもとに,適切な教育を行うことが必要である.
聴覚障害児のうち,両耳の聴力レベルが100デシベル以上の予供,100デシベル未満60デシベル以上であって補聴器を使用しても日常の話し声が理解しにくい子供は,聾学校において教育することになっている.また,聴力レベルが100デシベル未満で,補聴器の使用により日常の話し声が理解できるような子供は,小学校や中学校の難聴特殊学級において教育するか,または通級による指導を受けたり,通常の学級において留意して指導したりすることになっている.
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