Japanese
English
特集 誤用症候群とその対応
工具使用による手の障害―振動引金付工具健診から手を中心に
Repetitive Strain Disorders of the Hand in Manual Workers using Pneumatic Chipping and Grinding Tools.
清水 建詞
1
,
鈴木 勝己
1
,
大石 陽介
1
,
鶴上 浩
1
Kenji Shimizu
1
,
Katsumi Suzuki
1
,
Yousuke Ohishi
1
,
Hiroshi Tsurugami
1
1産業医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
弾撥指
,
振動引金付工具健診
Keyword:
弾撥指
,
振動引金付工具健診
pp.387-390
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107609
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はじめに
現在の製造業においては以前の林業従事者で見られたような工具による手の重度障害は稀であるが,工具利用の広さから軽度の障害を持つ者は相当数存在するものと思われる.今回,ある工場で振動引金付工具健診を行い,弾撥指陽性者について若干の知見を得たので報告する.
健診中最も多かった弾撥指について,①陽性率と年齢分布,②罹患指と工具使用との関係,③作業開始から発症までの期間,④病態や予後,の4点について調べた.また整形外科外来を受診した弾撥指患者との比較を試みた.
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