Japanese
English
短報
脳卒中患者にみられる着衣障害の臨床的検討
Clinical Evaluation in Stroke Patients with Disturbance of the Ability to Dress.
横山 絵里子
1
,
長田 乾
2
,
平田 温
2
,
佐藤 雄一
2
,
渡引 康公
2
,
湯屋 博通
2
,
高見 美貴
1
,
佐山 一郎
1
Eriko Yokoyama
1
,
Ken Nagata
2
,
Yutaka Hirata
2
,
Yuhichi Satoh
2
,
Yasuhito Watahiki
2
,
Hiromichi Yuya
2
,
Miki Takami
1
,
Ichiro Sayama
1
1秋田県立脳血管研究センター理学診療科
2秋田県立脳血管研究センター神経内科
1Department of Rehabilitation, Research Institute for Brain and Blood Vessels
2Department of Neurology, Research Institute for Brain and Blood Vessels
キーワード:
着衣障害
,
脳卒中
,
高次脳機能障害
Keyword:
着衣障害
,
脳卒中
,
高次脳機能障害
pp.143-146
発行日 1994年2月10日
Published Date 1994/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107550
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はじめに
脳卒中患者ではさまざまな神経症状の影響により着衣障害を認める場合がある.日常の着衣動作の自動的で自然な能力の障害は,Brainによって独立の症状とみなされ,着衣失行として提唱されてきた1).しかし着衣失行は失認と失行の間に位置するともいわれ,これを独立症状とするか未だに明確ではない2).われわれは,衣服以外の物品操作の障害を伴わず,日常の着衣障害を認める脳卒中患者の臨床的検討を行い,着衣障害に影響する要因について考察した.
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