第31回日本リハビリテーション医学学術集会会長になられた慶應義塾大学リハビリテーション科教授 千野直一氏

　「お早ようございます．慶應の千野でございます．……では，よろしくお願い致します．」第31回日本リハビリテーション医学会学術集会を主催される千野教授からの電話である．物腰や言葉は丁重であるが，単刀直入に用件を伝えてくる，あの耳慣れた声が受話器から心地よく響いてくる．千野教授，否，千野さんと呼ばせてもらうことにしよう．千野さんとの付き合いも長くなった．わが学会の専門医制度，また認定臨床医制度の発展，変革を巡って，時には意気投合，また口角泡を飛ばす議論を重ねた頃が懐かしく思い出される．