Japanese
English
特集 リハビリテーション医学における疫学
リウマチ病の疫学―地域の中のリウマチ患者
Epidemiology of Rheumatic Diseases-Rheumatic Patients in Populations.
武仲 善孝
1
Yoshitaka Takenaka
1
1七川記念榊原リウマチ病センター
1Shichikawa Arthritis Research Center
キーワード:
疫学
,
慢性関節リウマチ
,
脊椎炎
Keyword:
疫学
,
慢性関節リウマチ
,
脊椎炎
pp.743-748
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107438
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はじめに
リウマチ病というと「運動器になんらかの訴えのある疾患」をすべて含むので,リウマチ病を持つ住民はかなり多いことになる.1989年に三重県阿山町という農業地区で行ったアンケート調査では関節痛の訴えは男の26%,女の31%を占め,腰痛は男の14%,女の15%であった1).これらの訴えを広くとらえて分析して,予防対策を疫学的な見地から立てていくことはリウマチの疫学の重要な分野であるが,ここではスペースの都合でリウマチ病の中でも難病中の難病である慢性関節リウマチと,疫学調査が世界的に本格的にはじまった脊椎炎(spondyloarthropathy)についてのみ,社会的リハビリテーションとの関連から述べることにする.
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