Japanese
English
研究と報告
慢性関節リウマチ患者における指尖容積脈波
An Evaluation of Peripheral Circulation in Rheumatoid Arthritic Patients: Pletysmographic Study.
吉田 清和
1
,
岩倉 博光
1
,
大萱 稔
2
Kiyokazu Yoshida
1
,
Hiromitsu Iwakura
1
,
Minoru Ohgaya
2
1帝京大学医学部リハビリテーション科
2農協連中勢総合病院整形外科
1Department of Rehabilitation Teikyo University School of Medicine.
2Department of Orthopedic Surgery Nohkyoren Chuseisogo Hospital.
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
指尖容積脈波
,
末梢循環障害
,
反応性充血テスト
,
脈波高
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
指尖容積脈波
,
末梢循環障害
,
反応性充血テスト
,
脈波高
pp.207-212
発行日 1981年3月10日
Published Date 1981/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104505
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はじめに
慢性関節リウマチ(以下RAと略す)患者の診察のさいに,しばしば著明な手指の変形とその皮膚の冷たく湿潤していることに気付くことがある.前者は関節の炎症性変化や破壊の結果であるが,後者は同時にRAに末梢循環障害が存在していることを示峻している.塩川らは,RAの末梢循環障害は主に血管壁の炎症性変化であり,動脈硬化性変化に類似していると述べているが1),我々は指尖容積脈波計を用いてRAの指尖部の循環状態について検討した.
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