学会報告
第68回関東地方リハビリテーション医学懇話会―1992年2月8日(土),於:帝京大学医学部第一講義室
三上 真弘
1
1帝京大学医学部リハビリテーション科
pp.81-84
発行日 1993年1月10日
Published Date 1993/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107281
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1.頭部外傷により前頭葉症状を呈した症例の1経験
帝京大学医学部リハビリテーション科
九里達夫・栢森良二・佐々木透
羽田康司・丸野紀子・吉本有希子
水島繁美・三上真弘
受傷後5年を経過しても,前頭葉症状のために日常・社会生活が円滑に行うことができない1例について発表した.
症例:交通事故にて前頭葉の外傷性くも膜下出血を生じた24歳,男性,設計技師.問題点:①認知・行動障害,②言語障害,③歩行障害,④協調動作障害,⑤複視.MRI所見:水平断で左前頭葉と右前頭葉先端部,矢状断で前頭葉底部に高信号域.前頭葉機能評価:①学習能力,②記銘力,③行為の遂行能力検査で成績不良であった.
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