学会報告
第27回関東地方リハビリテーション医学懇話会―54年10月2日,於・順天堂大学
大川 嗣雄
1
1横浜市大病院リハビリテーション科
pp.582-583
発行日 1980年7月10日
Published Date 1980/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104361
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1.膝装具2例の経験
帝京大学リハビリテーション科
吉田清和 岩倉博光
田沢製作所
田沢泰弘
最近われわれは,血友病性関節症に対する膝装具および慢性関節リウマチの膝人工関節置換術術後に対する膝装具の2例を経験した.
第1例は19歳男子,学生,血友病A.1歳半より発症.8歳ですでに右膝は拘縮.最近左膝に毎月3回程関節内出血をみるようになる.松葉杖を使用しての階段昇降時左膝に動揺性が認められる.X線学的にはDepalmaの分類で左膝はgrade3,右膝は4である.補充療法下に左膝に米国VAPCのFosterの開発したGenucentric Knee Orthosisを装着した.多軸性でかつ軽量で装着感もよく,その後の経過は良好である.
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