学会報告
第6回中国四国リハビリテーション医学研究会―1991年12月1日,於:川崎医科大学現代医学教育博物館
明石 謙
1
,
大塚 和子
2
,
大塚 哲也
2
1川崎医科大学リハビリテーション科
2倉敷中央病院リハビリテーションセンター
pp.723-730
発行日 1992年8月10日
Published Date 1992/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107146
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1.幻肢と義手操作訓練―右前腕切断の―症例
右前腕切断患者の幻肢の経時的検討により,幻肢,幻肢痛は患者の経済面,精神面,身体面の適応状態を表現していることを明らかにした.投影図作成の過程で本人の訴えを引き出すことが容易になり,背景にある因子を確認できた.幻肢,幻肢痛を理解し,その原因となる因子を追求し対処していくことで,幻肢,幻肢痛を変化させることができ,義肢に一致した幻肢はbody imageとしての役割を果たし,義手使用に有用と考えられた.
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