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特集 地域リハビリテーションの新たなる展開
地域保健医療計画と地域リハビリテーション・システム―神奈川県の現状と展望
Regional Health Plans and Community-Based Rehabilitation: Present Status and Future in Kanagawa Prefecture.
大塚 知雄
1
Tomoo Ohtsuka
1
1神奈川県医師会
1Member, Board of Trustees, Kanagawa Prefecture Medical Association
キーワード:
地域保健医療計画
,
地域リハビリテーション
Keyword:
地域保健医療計画
,
地域リハビリテーション
pp.295-299
発行日 1992年4月10日
Published Date 1992/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107046
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地域リハビリテーションへの道
ここに3冊の報告書がある.1冊は「総合リハビリテーションの現状と展望」と題し,昭和63年1月に神奈川県総合福祉推進協議会総合リハビリテーション部会により編まれた.1冊は「総合リハビリテーション対策の概要」として平成2年12月,神奈川県福祉部総務室より発行されている.そして残りの1冊が「神奈川県医学的リハビリテーション・システム検討委員会報告書」として昭和63年3月に発表された県衛生部により組織された検討委員会による報告書である.
そこには2つの行政部門からのリハビリテーション施策が語られている.これをみると,神奈川県では地域リハビリテーションの展開が2つの道に分けられて求められているように見える.もちろん,リハビリテーション行政ほど縦割行政に馴染みにくい課題は少ない.まさに包括的に,全人的に対応しなければならない課題である.神奈川県の場合,2つの道があるように見えても,リハビリテーションの主担当部局は福祉部である.
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