学会報告
第20回近畿リハビリテーション医懇話会―1991年7月20日,於:大阪市新阪急ビル
眞野 行生
1
1奈良県立医科大学中央リハビリテーション部,神経内科
pp.278
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107040
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第20回近畿リハビリテーション医懇話会が平成3年7月20日に開催された.出席者は約40名であった.講師は近畿大学医学部神経内科高橋光雄先生で,「パーキンソン病とそのリハビリテーション」について1時間半の御講演をいただき,30分間の質疑応答時間を持てた.高橋先生は豊富な臨床経験と大阪の難病検診の御経験から,患者の自発性をひきだし,家族の協力を得て運動療法を行うことの重要性を強調され,運動療法が,肺炎などの,時には重篤に至る合併症を軽減することを,国内外の文献をふまえて,わかりやすく述べられた.このような全身性の進行性神経疾患では個々の症状への対策とともに,total rehabilitationの必要性を痛感した.
懇話会終了後の懇親会にも高橋先生に御出席をいただき,夜遅くまでdiscussionが続いた.
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