学会報告
第24回近畿リハビリテーション医懇話会―平成4年7月18日(土),於:新阪急ビル(大阪市)
岩崎 洋明
1
1奈良県心身障害者リハビリテーションセンター
pp.342
発行日 1993年4月10日
Published Date 1993/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107346
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今回の話題は「老人のリハビリテーション」であった.老人にリハビリテーションを行ううえで,運動負荷がどのような影響を与えるかを知っておく必要があるが.今回は生化学的な面からこれをとらえることにして,カルシウム代謝について長年研究を続けておられる和歌山県立医科大学整形外科助教授上好昭孝先生に話題の提供をお願いした.
御講演の内容として,障害をもった老人においてはカルシウムのバランスがネガティヴになりやすいが,運動負荷によって改善されることがデータで示され,運動療法の効用を生化学的にわかりやすく説明していただいた.また老人の運動療法に携わる者に,良いアドバイスを与えて頂いた.
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