Japanese
English
研究と報告
頸椎症と末梢神経障害に対する電気生理検査による鑑別診断
Differential Diagnoses of Cervical Spondylosis and Peripheral Nerve Disorder by Electrophysiological Examination.
中角 祐治
1,2
,
鈴木 孝子
1
,
奥山 央
1
,
渡辺 好博
1
,
奥山 富士子
3
,
折居 和夫
3
,
安藤 和正
4
,
渡辺 浩崇
4
,
浜崎 充
5
Yuji Nakazumi
1,2
,
Takako Suzuki
1
,
Hisa Okuyama
1
,
Yoshihiro Watanabe
1
,
Fujiko Okuyama
3
,
Kazuo Orii
3
,
Kazumasa Andoh
4
,
Hirotaka Watanabe
4
,
Makoto Hamazaki
5
1山形大学医学部整形外科
2新潟市民病院理学診療科
3塞河江市立病院
4国立療養所山形病院
5済生会山形病院
1Department of Orthopedics, Yamagata University School of Medicine
3Sagae City Hospital
4National Yamagata Hospital
5Yamagata Saisei-kai Hospital
キーワード:
電気診断
,
頸椎症
,
末梢神経障害
Keyword:
電気診断
,
頸椎症
,
末梢神経障害
pp.35-39
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106984
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はじめに
圧迫性脊髄症,絞扼性末梢神経障害,神経外傷は日常診療でよくみられる疾患である.典型的な臨床症状を示し,画像所見が対応していれば,診断は容易であるが,軽症例や非典型例においては診断を断定しがたく,診断的治療を行いながら経過を追わざるをえないことがある.また,これらの疾患はdouble crash syndrome1)として,複数の病変が合併しやすいともいわれている.今回,我々の行ってきた電気生理検査の結果を整理し,その診断的価値,特に責任病巣の鑑別における有用性と限界について検討した.
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