巻頭言
「総合リハビリテーション」誌の20年を振り返って
土屋 弘吉
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
pp.3
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106976
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「総合リハビリテーション」誌の編集委員会が発足したのは約20年前のことである.当時は「リハビリテーション」の名称がほぼ普遍化し,新聞・雑誌などでもこの片仮名の名称が説明抜きで用いられ,日常診療の場でもようやく市民権を得たという感じであったように思う.病院の中でも,「リハビリテーション科」とか「リハビリ科」,あるいは「リハ科」と簡略化して用い,すでに外国語の日本語訳としてではなくて,日本語そのものとして受け止められていた.
「総合リハビリテーション」誌は医学書院の2階の一室が編集室に充てられ,おおむね毎月1回編集委員会が開かれた.当初の編集委員といえば,横山巖,上田敏,大川嗣雄,明石謙,大井淑雄,荻島秀男の諸氏であったと記憶するが,私も編集委員長として参画させていただいた.委員は後になって途中2~3人の入れ換えが行われた.
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