Japanese
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増大特集 老年者とリハビリテーション
序論
Introduction to Special Issue.
横山 巖
1
Iwao Yokoyama
1
1七沢リハビリテーション病院脳血管センター
1Nanasawa Rehabilitation Hospital, Comprehensive Stroke Center
キーワード:
老人
,
死因
,
リハビリテーション阻害因子
Keyword:
老人
,
死因
,
リハビリテーション阻害因子
pp.269-271
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106764
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老年人口の増加
わが国においては,世界にその比をみないほどのスピードで人口の高齢化が進行している.わが国の老年人口(65歳以上人口)が総人口の7%を越えて高齢化社会(aging society)といわれるようになったのは1970年のことであったが,1995年には老年人口は14%を越えて高齢国家(aged nation)の仲間入りをすることになると予測されている(表1).この老年人口の倍増にスウェーデンが85年を要し,アメリカは75年と予測されていること1)と比較すると,わが国の25年という期間は極めて短く,老年人口の増加に対応すべき準備期間の短さを痛感させられる.
わが国の老年人口はその後さらに増大して,2020年には23.6%という現在の北欧の水準(表2)をはるかに越えた線に達し,世界で初めてのこの高い水準で安定化すると予測されている.
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