特集 子供のリハビリテーション
Ⅴ.子供のリハビリテーション・メモ
摂食指導
向井 美恵
1
1昭和大学歯学部小児歯科
pp.836
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106625
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心身に障害が認められる小児は,食物摂取機能に遅延や異常を呈しやすく,口から上手に食物を摂取することが困難な場合が多い.これらを摂食障害と呼び,その原因は2つに大別される.1つは重度の障害児にみられるような摂食機能の発達が未熟で,いまだ機能を獲得していない場合で,他は,事故などの中途障害児にみられる獲得した機能を失った場合である.いずれにせよ,人が生きていくための基本的な機能であり出生後早期に獲得されるべき機能のため,他の発達・発育に及ぼす影響は非常に大である.
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