Japanese
English
特集 膀胱直腸機能
神経因性膀胱の治療
Treatment of Neurogenic Bladder.
清家 泰
1
,
竹内 正文
1
Hiroshi Seike
1
,
Masafumi Takeuchi
1
1愛媛大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine, Ehime University.
キーワード:
神経因性膀胱
,
治療
Keyword:
神経因性膀胱
,
治療
pp.423-426
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106526
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はじめに
神経因性膀胱の治療目的は,障害された排尿を正常に戻すことである.しかし,ほとんどの場合不可能であって,できるかぎり正常に近い排尿状態,すなわちバランス膀胱と呼ばれる状態にもってゆくのが目的となっている.それは,十分蓄尿が可能であること,残尿なく排尿できることである10).
神経因性膀胱に関する治療は,排尿障害に対してと,排尿障害に起因する種々な尿路性器合併症に対してとにわけられるが,排尿障害に対する治療につき以下に述べる.保存的治療法と外科的治療法にわけられるが,前者には,薬物療法,間歇導尿,電気刺激法,神経ブロック法などが含まれる.
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