巻頭言
リハビリテーション医学会のことども
上田 敏
1
1東京大学リハビリテーション部
pp.327
発行日 1987年5月10日
Published Date 1987/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106506
- 有料閲覧
- 文献概要
今回第24回日本リハビリテーション医学会総会を主宰させていただくこととなった.その内容の詳細については,学会誌「リハビリテーション医学」の今年の第1号(24巻1号)に書いたので繰返さないが,次の2つの点だけは強調しておきたい.
第1は医学会(6月27,28日)と1日ダブル形で「総合リハビリテーション研究大会'87」(6月26,27日)が同じ国立教育会館で開催されることである.これは日本障害者リハビリテーション協会(太宰博邦会長)主催,リハ医学会,PT協会,OT協会,その他多数のリハビリテーション関係団体の協賛によるもので,いわば来年9月のリハビリテーション・インターナショナル(RI)第16回世界大会(東京・新宿・京王プラザホテル)の国内版である.その趣旨はいうまでもなく,総合的なリハビリテーション事業は医学だけでなく,教育,社会,職業のすべての分野の人々の協力があってはじめて行えるものであり,そのためには異なる分野の相互理解を促進する必要があるということである.これは本誌「総合リハビリテーション」の発刊の理念とも共通しており,本誌の読者にはぜひ御参加をお願いしたいところである.なお,6月28日は同じ建物で2つの会が同時に開かれることになるが,この日に限り,どちらかの会の参加者がもう1つの会を傍聴するのは自由ということになっている.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.