Japanese
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特集 義足
股義足,片側骨盤切断用義足の進歩
Progress in Prostheses for Hip Disarticulation and Hemipelvectomy.
武智 秀夫
1
Hideo Takechi
1
1吉備高原総合リハビリテーションセンター
1Rehabilitation Center for Employment Injuries. (Kibi-kogen)
キーワード:
股義足
,
片側骨盤切断用義足
Keyword:
股義足
,
片側骨盤切断用義足
pp.87-92
発行日 1987年2月10日
Published Date 1987/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106455
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まえがき
股義足と片側骨盤切断用義足は断端の形状が異なっているためソケットに違いがあることは自明であろう.しかし,股関節離断も片側骨盤切断も一側の下肢が股関節以下を失っているのは共通しており,ソケット以外の義足を構成している原理は全く同じである.
今日私達が用いている股義足,片側骨盤切断用義足はカナダ式のものが一応標準的なもので,これは国際的にも通用している.
この型が発表されたのは1954年であり,すでに30年以上経過しているがその価値は変っていない.
ここではカナダ式に至るまでの股義足の変遷について述べ,ついでカナダ式の特徴について説明したい.そして,その後オリジナルなカナダ式にどのような改良がもたらされたかについて述べることにする.
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