連載 印象に残ったリハビリテーション事例
下肢動静脈奇形による股関節離断術後に股義足を装着して社会復帰を遂げた事例
森泉 茂宏
1
,
石合 純夫
1
1札幌医科大学医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
股義足
,
社会復帰
Keyword:
股義足
,
社会復帰
pp.1176-1178
発行日 2009年12月10日
Published Date 2009/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101667
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リハビリテーション科専門医の数はいまだ不足しているが,近年1,500名余りに増加し,徐々に医療関係者のみならず,一般社会の認知度が高まっている.それに伴い,その役割も変容し,病院内での機能評価と訓練に対する処方箋の発行にとどまることなく,退院後の社会復帰や福祉資源の導入に対する指導を含めて活躍の幅が大きく広がってきている.
今回,リハビリテーション科専門医の介入によって,義足装着と社会活動を達成できた症例を経験し,リハビリテーションのあり方を改めて考えさせられた.患者さんからの手記を掲載しながら,本症例の経緯を述べるとともに,考察を加えて報告する.
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