Japanese
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特集 電気刺激による治療と訓練
電気刺激による筋力強化―経皮的電気刺激による腰椎変性後彎症の治療経験
Muscle Strengthening with Electrical Stimulation: A report based on treatment of lumbar degenerative kyphosis (LDK).
原田 吉雄
1
,
竹光 義治
1
,
朝野 裕一
2
,
向井 康詞
2
Yoshio Harada
1
,
Yoshiharu Takemitsu
1
,
Yuichi Asano
2
,
Yasushi Mukai
2
1旭川医科大学整形外科
2旭川医科大学理学療法科
1Department of Orthopaedic Surgery, Asahikawa Medical College
2Department of Physical Therapy, Asahikawa Medical College
キーワード:
電気刺激治療
,
筋力強化
,
腰椎変性後彎症
Keyword:
電気刺激治療
,
筋力強化
,
腰椎変性後彎症
pp.767-772
発行日 1990年10月10日
Published Date 1990/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106356
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はじめに
我々は現在,機能的電気刺激(functional electrical stimulation; FES)を①筋力増強,②関節の拘縮予防および拘縮除去,③除痛などを目的とした整形外科領域における保存療法の一つとして位置づけている.筋力増強に関しては,a膝関節手術後,急速に発生する大腿四頭筋萎縮の予防,b脊髄不全麻痺における四肢筋力の増強,c腰椎変性後彎症(lumbar degenerative kyphosis; LDK)の保存療法などを目的として行っている.
本稿の目的は,LDKの保存療法の一環として電気刺激療法の概略,利点および問題点につき述べることである.
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