特集 物理療法の効果
電気刺激による筋力増強の効果
前田 貴司
1
,
志波 直人
1
,
岩佐 聖彦
1
,
梅津 祐一
1
,
田川 善彦
2
Maeda Takashi
1
1久留米大学リハビリテーションセンター
2九州工業大学工学部
pp.563-568
発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100847
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物理療法の中で使用される電気刺激療法には,経皮的末梢神経電気刺激法(transcutaneous electrical nerve stimulation;TENS),神経・筋電気刺激療法(neuromuscular electrical stimulation;NMES),高電圧電気刺激法(high voltage pulsed galvanic stimulation;HVPGS),干渉電流療法(interferential current therapy;IFC)などがあり,その目的は疼痛の軽減や筋力増強,局所血流の増加,浮腫の軽減,創傷治癒,骨形成などである.その中で筋力増強は,われわれ理学療法士が日常的に行っている治療と関係が深く,興味あるものである.
本稿では,われわれが考案した拮抗筋電気刺激法による筋力増強の原理と基礎研究結果や筋力増強の効果について述べる.
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