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実践講座 職業リハビリテーションの現状と問題点(2)
座談会 職業リハビリテーションのゴール(2)―雇用就労への道を探る
The Goal of Vocational Rehabilitatlon.
下條 武雄
1
,
鈴木 孝尚
2
,
調 一興
3
,
大山 泰弘
4
,
小川 孟
5
Takeo Shimojo
1
,
Takahisa Suzuki
2
,
Kazuoki Shirabe
3
,
Yasuhiro Ohyama
4
,
Hajime Ogawa
5
1物産サービス株式会社
2ヤマハ発動機株式会社製造事業部
3全国授産施設協議会
4全国重度障害者雇用事業所協会
5横浜市総合リハビリテーションセンター
キーワード:
職業リハビリテーション
,
障害者雇用
Keyword:
職業リハビリテーション
,
障害者雇用
pp.135-139
発行日 1990年2月10日
Published Date 1990/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106219
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小川(司会) 前回は障害者の雇用状況を中心に,一般企業,障害者多数雇用事業所,授産施設等が抱えている問題点をお話しいただきましたが,今回はもう少し突っ込んで,今後の職業リハビリテーションはいかにあるべきか,についてご討論いただきたいと思います.
昭和54年に障害児の全員就労が施行され,普通の学校にいけない児童は養護学校への入学が義務づけられましたが,その時点で,我々関係者の間では,全員就学が実現したからには,将来必ず全員就労という問題に直面するであろう,という予測がありました.特に重度障害者の場合は一般雇用が難しい面もあるので,特別な手立てを講じなければいけなかったわけです.しかし,その点に関しては全然手が打たれなかったんですね.その施策の遅れをカバーするために民間の小規模作業所などができていったのですが,調さんが前回ご指摘のように,それでもまだ施設が不足しているという状況です.
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