書評
本多虔夫(横浜市立市民病院神経内科,横浜市立友愛病院) 重野幸次(伊豆韮山温泉病院,慶應義塾大学神経内科) 著―脳卒中・神経筋疾患のマネージメント QOL向上のために
高木 康行
1
1東京都済生会中央病院神経内科
pp.541
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106092
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一般に神経・筋疾患というと,むずかしいものわかりにくいものとして,なんとなく敬遠されがちだったイメージがある.一方,ややもすると結果のすぐでる急性期の医療が脚光をあび,地味な慢性疾患の医療・ケアについてはあとまわしにされ,よい解説書もなかったのではないかと思われる.
本書は神経・筋疾患の診療に長年たずさわってきた著者らの豊富な臨床経験を土台とし,それに簡潔な論理的説明を加えながら,実践の場で直接役立つテキストを書こうとして成功した貴重な本である.
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