書評
『脳卒中・神経筋疾患のマネージメント;QOL向上のために』―横浜市立市民病院 本多虔夫 伊豆菲山温泉病院 重野幸次著
山崎 京子
1
1横浜市衛生局保健部
pp.581
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102843
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脳卒中,筋疾患はいずれも,神経,筋肉を侵すものでその症状には共通のものが多い.しかも,手足の麻痺,失語など日常生活に大きな支障をきたす.このような病気への相談に応ずるとき,「今,この人に何をすべきか」を判断するのに戸惑いを感ずることがある.
それは,その人の一生を見通すような長期間にわたるビジョンをもって,急性期の治療から慢性期の生活まで,その病期に必要な安全で的確なしかも実行可能な具体的な援助が求められるからである.
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