連載 アーキテクチャー×マネジメント・69
横浜市立市民病院
室殿 一哉
1
,
吉田 一博
1
,
植木 康剛
1
1株式会社佐藤総合計画
pp.658-663
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211256
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■病院を取り巻く環境
横浜市立市民病院は,神奈川県横浜市の基幹病院として,高度・急性期医療,地域に必要な医療を提供している.新病院は,三ツ沢公園に隣接した建設地の条件を最大限に生かし,「パークホスピタル」として公園との共生と療養環境の向上を重視するとともに,安全で良質な医療を提供し市民の健康な生活に貢献する「安心とつながりの拠点」として計画された.
本院は,災害拠点病院や神奈川県唯一の第一種感染症指定医療機関として大規模災害や感染症に対する病院機能を強化するとともに,患者総合サポートセンターを中心とする地域の医療機関との連携・役割分担さらには介護・行政との一層の連携を進め,地域医療人材育成のプラットホームとなるよう,研修の場と機会も提供していく予定である1).
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