Japanese
English
研究と報告
超高齢者における大腿骨頸部外側骨折のリハビリテーション
Rehabilitation after Hip Fracture in Elderly Persons Over 90 Years Old.
近藤 由実
1
,
土肥 信之
1
,
前島 伸一郎
1
,
梶原 敏夫
1
Yoshimi Kondo
1
,
Nobuyuki Dohi
1
,
Shinichiro Maeshima
1
,
Toshio Kajiwara
1
1藤田学園保健衛生大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Fujita Gakuen Helth University.
キーワード:
高齢者
,
大腿骨頸部外側骨折
Keyword:
高齢者
,
大腿骨頸部外側骨折
pp.523-525
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106089
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まえがき
わが国の高齢化は急速に進んでおり,昭和63年4月において,65歳以上の人口は1,364万人で総人口の11%を越えている.高齢社会になるにつれて,老人の骨折の発生率も増加している.ことに大腿骨頸部外側骨折(以下,頸部骨折と略す)は,現在脳卒中と共に,寝たきり老人の原因になっており,社会的にも問題になっている.また高齢者であるためにリハビリテーション(以下,リハビリと略す)に難渋する症例も多い.たとえばリハビリを施行しても退院後の自宅での機能維持はさらに難しい状態といわれている.
当科においても高齢患者は年々数が増している.そこで今回我々は,90歳以上の超高齢者の頸部骨折患者を対象に退院後の生活と入院時のリハビリについて検討したので報告する.
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