Japanese
English
研究と報告
特発性大腿骨頭壊死の臨床経過とリハビリテーション―特にステロイド使用例について
Idiopathic Avascular Necrosis of the Femoral Head: Clinical Course and Rehabilitation.
小笠原 真澄
1
,
高橋 勇
1
,
古市 照人
1
,
猪口 雄二
1
,
伊藤 泰雄
1
,
小園江 和之
1
Masumi Ogasawara
1
,
Isamu Takahashi
1
,
Teruhito Furuichi
1
,
Yuji Inokuchi
1
,
Kazuyuki Ozonoe
1
1独協医科大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Dokkyo Medical School.
キーワード:
特発性大腿骨頭壊死
,
ステロイド
,
リハビリテーション
Keyword:
特発性大腿骨頭壊死
,
ステロイド
,
リハビリテーション
pp.515-521
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106088
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はじめに
特発性大腿骨頭壊死は,近年増加の傾向にある.なかでもステロイド使用例に発生したものは,投与対象となった基礎疾患があり,しかも若年層に多くみられる事などから,長期的展望に立った治療方針の確立が求められる.しかし,“疾病と共存する障害”であるうえに,疾病そのものの治療が難しい場合も多く,リハビリテーション・プログラム上,種々の困難を伴う.今回は,リハ科を受診したステロイド使用歴のある大腿骨頭壊死患者を対象に,その特徴とリハ上の問題点を明らかにし,リハビリテーション・プログラムについて検討を加えた.
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