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特集 ハイリスク疾患による体力消耗状態
リハビリテーション対象患者の重症化,ハイリスク化の動向とリハビリテーション―産業医科大学の場合
The Trends in Rehabilitation ith the High-Risks in Unversity of Occupational & Environ mental Health.
今村 義典
1
,
緒方 甫
1
,
森田 秀明
1
,
田中 正一
1
Yoshinori Imamura
1
,
Hajime Ogata
1
,
Hideaki Morita
1
,
Shouiti Tanaka
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational & Environmental Health.
キーワード:
リハビリテーション
,
ハイリスク疾患
Keyword:
リハビリテーション
,
ハイリスク疾患
pp.341-344
発行日 1989年5月10日
Published Date 1989/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106052
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はじめに
ハイリスクを伴う重症疾患による体力消耗状態の患者のリハビリテーション治療についての動向は,一定していないのが現状である.このような状態の患者に対してのリハビリテーション治療の適応についての医師間の理解や考え方に未だ差があるためと考えられる.大学病院における入院治療患者の毎月の保険請求の内容からも明らかなように,高度な外科的治療や悪性腫瘍の末期状態の延命のみを目的としたようなハイリスク患者の増加は明らかである.治療内容や治療期間から二次的合併症が予測されるが,実際にリハビリテーション治療を行っているのは,これらの一部にしか過ぎない.これらのハイリスク患者の当院における現状と今後の課題について検討を行い,リハビリテーション治療の適応を考察してみたい.
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