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特集 ハイリスク疾患による体力消耗状態
重症ハイリスク疾患による全身体力消耗患者のリハビリテーション―川崎医科大学における経験例
Rehabilitation of Generalized Wasting Patient with Severe Risk Factors in Kawasaki Medical School.
本多 知行
1
,
水野 雅康
1
,
渡辺 進
1
Tomoyuki Honda
1
,
Masayasu Mizuno
1
,
Susumu Watanabe
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School Hospital.
キーワード:
重症ハイリスク疾患
,
全身体力消耗
,
リハ医の役割
Keyword:
重症ハイリスク疾患
,
全身体力消耗
,
リハ医の役割
pp.337-340
発行日 1989年5月10日
Published Date 1989/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106051
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はじめに
当院のリハビリテーション(以下,リハと略す)科外来には,院内各科から多種多様の機能障害をもつ患者が紹介されてくる.最近この患者層に「基礎疾患およびその治療経過後における廃用症候群」と診断される例があり昨年一年間における割合は総患者数の約2%である.これらの患者は外来にベッド臥床のままで受診したり,主治医が病室まで往診を依頼してくる例もあり,それらがいわゆる重症ハイリスク疾患による全身体力消耗状態と考えられる.本稿ではその代表的な症例を紹介し,その特異性,各治療場面における注意点,さらにリハ医療の果たす役割などを考えてみたい.
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