Japanese
English
症例報告
股関節亜脱臼を来たした脳卒中後片麻痺の1例
Hemiplegia Associated with Subluxation of Hip Joint: Case Report.
森田 秀明
1
,
宮原 恵子
1
,
今村 義典
1
,
緒方 甫
1
Hideaki Morita
1
,
Keiko Miyahara
1
,
Yoshinori Imamura
1
,
Hajime Ogata
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine University of Occupational and Environmental Health.
キーワード:
片麻痺
,
股関節亜脱臼
Keyword:
片麻痺
,
股関節亜脱臼
pp.779-782
発行日 1985年10月10日
Published Date 1985/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105465
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まえがき
脳卒中片麻痺患者の二次的合併症として,大腿骨頸部骨折がある.その頻度は1~12.8%と報告され,麻痺側に多く,また女性に多いとされている.受傷機転としては,転倒事故によることが多い.著者らは最近,片麻痺患者の転倒により,大腿骨頸部骨折を起こさずに,著者らの検索し得た範囲では,いまだ報告例のない股関節の高度亜脱臼を生じた症例を経験したので,その治療の概略と高度亜脱臼のメカニズムについて,若干の考察を加え報告する.
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