Japanese
English
研究と報告
いわゆる“いざり児”の運動発達
Motor Development of Children with Bottom Shuffling.
二井 英二
1
,
平田 仁
1
,
原 親弘
1
,
二井 立恵
2
,
加藤 充子
2
Eiji Nii
1
,
Hitoshi Hirata
1
,
Chikahiro Hara
1
,
Ritsue Nii
2
,
Mitsuko Kato
2
1三重県立草の実学園整形外科
2三重大学小児科
1Kusanomi-Gakuen, Mie Prefectural Hospital for Crippled Children.
2Pediatric Department of Mie University Hospital.
キーワード:
いざり児
,
乳幼児の運動発達
Keyword:
いざり児
,
乳幼児の運動発達
pp.189-192
発行日 1989年3月10日
Published Date 1989/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106020
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はじめに
近年,障害児,特に中枢神経障害児の早期発見・早期治療の普及により,典型的な正常運動発達を行わず,様々な運動発達過程を示す乳幼児を診察する機会が多くなってきた.その中に座位のままいざり移動(bottom shuffling)をする児,いわゆる“いざり児”がいる(図1).Robsonはこれらいざり移動を行う事をShuffling,Hitchingなどと呼び,正常へ移行する児を特にShufflersと名付けている.これらbottom shufflingの児51症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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