巻頭言
ベッドについて考える
今田 拓
1
1宮城県拓杏園
pp.161
発行日 1989年3月10日
Published Date 1989/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106015
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「ベッドは寝るための家具である」という解説は,あたりまえのことであるが,これが「起きるための道具でもある」という社会通念には,まだ至っていないようだ.
ベッドの種類は,大きく家庭用と病院用に分けられるが,この両者の区分も明確ではない.ねたきりの人のため,ハンドル操作や電動で角度を変えられるようなベッドもあるが,私が「起きるための道具」といったのは普通の人が使うベッドの話なのである.
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