印象記
第25回日本リハビリテーション医学会総会をふりかえって
上田 敏
1
1東京大学病院リハビリテーション部
pp.994-995
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105976
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やや遅くなったが,大川嗣雄会長のもと,横浜で本年9月2~4日に開催された第25回リハ医学会の感想を記しておきたい.四半世紀という記念すべき歴史をきざむ学会で,それにかける会長の意気込みとセンスは,25という数字を満遍なく散らしたいつになくスマートなプログラム・抄録集の表紙にもよく表われていた.横浜港の大桟橋をのぞむ山下公園沿いの瀟洒(しょうしゃ)なという言葉がぴったりくる並木道,そこに並んだ県民ホールと産業貿易センタービルの,共に広々として美しい会場,どこか日本ばなれのしたフランスかスペインのリゾートにやってきたような感じで第一日のA会場に入っていくと,ピアノの演奏がもう行われていて,そのイメージは更に強まった.そして障害児のお母さんだという美しい声のプロのアナウンサーの司会.いかにも横浜らしい,心にくいまでにスマートな演出である.
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