Japanese
English
特集 下肢装具
片麻痺患者への装具処方―急性期の処方の実際
The Orthotic Prescription for Hemiplegic Patients: Practical Approaches in the Acute Stage.
石神 重信
1
,
石川 卓志
1
,
鈴木 英二
1
,
佐竹 将宏
1
,
大竹 朗
1
Shigenobu Ishigami
1
,
Takashi Ishikawa
1
,
Eiji Suzuki
1
,
Masahiro Satake
1
,
Akira Ohtake
1
1防衛医科大学校リハビリテーション部
1Division of PM & R, National Defense Medical College.
キーワード:
片麻痺装具
,
急性期処方
,
処方時期
,
「治療」装具
Keyword:
片麻痺装具
,
急性期処方
,
処方時期
,
「治療」装具
pp.765-771
発行日 1988年10月10日
Published Date 1988/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105931
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はじめに
脳卒中装具は本誌で何度も取り上げられてきたが1~13),最近では取り立てて話題にするような新しい装具が出てきた訳ではない.むしろ,多種類の使用装具14,15)が統合されて,使用頻度の高い装具が決まってきたといえよう.
急性期の脳卒中リハビリテーション(以下リハと略)では装具の占める割合が大きいにもかかわらず,処方時期や処方内容が明確にされていないところがある.装具の効果的な使用なくしては,早期リハを語れぬというほど,装具は片麻痺のリハの根幹をなしていると考えてよい.今回は,おもに麻痺の程度や運動回復が動的に変化する急性期にあって装具の処方や使用を通じて脳卒中リハをどう考えるかを実際的な臨床面から考えてみたい.
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