特集 リハビリテーション医療の問題点
早期リハビリテーションのたちおくれの背景
渡辺 淳
1
1中通リハビリテーション病院
pp.626
発行日 1988年8月10日
Published Date 1988/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105902
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昭和63年3月,秋田県医療計画―総論編―が決定された.その基礎となる資料(昭和61年末現在)が同時に公表された.秋田県は人口が125万人であるが,医療圏は8つに区分された.病院数は90,一般診療所717,一般病床数は12,352である.リハビリテーション医療に関連のあると思われる指標を紹介する.理学診療科を標榜する病院数は20で,医師は44人,理学療法士は50人(人口10万対4.0)作業療法士は24人(人口10万対1.9)である.
8つの医療圏別にみると,理学療法士はすべての医療圏に配置されているが,人口10万対でみると最高が7.5人で最低で1.1人,作業療法士は同じく人口10万対最高3.4人で最低は0人で作業療法士のいない医療圏が3カ所ある.
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