Japanese
English
特集 関節リウマチ―最新の知見とリハビリテーション
早期リハビリテーションの関わり
Early rehabilitative intervention for rheumatoid arthritis.
水落 和也
1
,
高倉 朋和
1
Kazuya Mizuochi
1
,
Tomokazu Takakura
1
1横浜市立大学医学部リハビリテーション科
1Rehabilitation Medicine, Yokohama City University
キーワード:
関節リウマチ
,
早期リハビリテーション
,
患者教育
Keyword:
関節リウマチ
,
早期リハビリテーション
,
患者教育
pp.723-727
発行日 2004年8月10日
Published Date 2004/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100627
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はじめに
関節リウマチ(以下,RA)患者の疼痛管理,関節変形の予防のうえで,発症早期からのリハビリテーション医学的介入が重要であることはリハビリテーション専門職にとっては常識である.しかしながら,この常識は一般医療現場に広く浸透しているとは言えない状況である.日本リウマチ友の会の発行する2000年リウマチ白書1)においても,リハビリテーションの経験のない患者は依然多く(表1),それが医療者側からのリハビリテーション医療に関する情報提供不足によることが示唆される(表2).早期リハビリテーションの障害予防的な効果を科学的に検証し,広く情報提供することがリハビリテーション科専門医の使命である.
本稿ではRAの早期リハビリテーションに関する最近の知見を紹介するとともに,当科における早期リハビリテーションの関わりについて述べる.
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