第47回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/鹿児島 《専門医会企画》専門医のバックグラウンドを知る!―座長/浅見 豊子・近藤 和泉
リハビリテーション科女性専門医の背景調査
大串 幹
1,2
,
浅見 豊子
1,3
,
藤谷 順子
1,4
,
小口 和代
1,5
,
中馬 孝容
1,6
,
豊岡 志保
1,7
1リハビリテーション科女性専門医ネットワーク(Rehabilitation Joy Network)
2熊本大学医学部附属病院
3佐賀大学医学部附属病院
4国立国際医療研究センター病院
5刈谷豊田総合病院
6滋賀県立成人病センター
7国立病院機構山形病院
pp.785-790
発行日 2010年11月18日
Published Date 2010/11/18
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はじめに
日本リハビリテーション(以下,リハ)医学会では,良質のリハ医療を多くの国民に提供する体制を作るために,速やかに現行の育成制度の問題点を洗い出し,質を担保しつつリハ科専門医・認定臨床医数の適正化を図る方策を具体的に検討するなどを目的としたリハ医育成アクションプランが策定されているが,その中で,A専門医増加・質の向上に向けた方策【1】現行制度下でのプランの「1.リハ科専門医会での対応」として(e)女性リハ科専門医の会の活動が挙げられている.「リハビリテーション科女性専門医ネットワークRehabilitation Joy Network(以下RJN)」は専門医会のなかの委員会として,多くの女性医師にリハ科への道筋を提供し,専門医として継続的に活躍するための支援活動を行っている.これまでリハ科女性医師の相互連携強化(懇親会),積極的に女子医学生や研修医へリハ科紹介・ロールモデルの提供(RJNセミナー),ホームページなどでの広報等を企画し実行してきている.今後,効果的な活動を継続するためには,リハ科女性専門医がどのような背景で活動しているかを把握する必要があると考え,今回,専門医会の背景調査アンケートに付加していただく形で,女性リハ科専門医対象の質問項目を作成した.本年度第47回日本リハ医学会学術集会において専門医企画として「専門医のバックグラウンドを知る!」というテーマでパネルディスカッションが開催された.アンケートの結果を報告するとともに,今後の課題について示したい.
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